2008/06/28(Sat)怪鳥のひとりごと
先日、ここのサイトを見た人からとあるお問合せメールを頂きました。それは「原稿投稿だけで会誌は一切買わなくても参加出来ますか」というご質問でした。

今のまよ通のシステムから言えば答えは簡単で、「はい、それでもいいですよ」なのですが、私は微妙にその返答に躊躇してしまったのです。

この方は「それだと赤字になったりしませんか?」という金銭面の心配からご質問下さったようなので、そういう意味では(まあ赤字にはなってますがww)運営に支障が出るほどの赤字ではないので心配無用なのですが、私が返答に困ったのは別の意味でした。

会誌を買わないというのはイコール「会誌を読まない」、つまり「他の会員の作品を読む気はないし興味もない」と言っているのと同じ事です。
たとえば、私はまよ通以外でも同人誌活動を個人でしており同人誌描き手の友達が何人もいますが、コミケで会った時に「私はあなたの作品には興味ないからあなたの本はいらないけど、私の作品は読んでね」なんて言って、相手に本を押し付ける事など絶対に出来ません。無料であげる場合は相手に金銭的負担はないわけですが、そんな金銭的な問題ではありません。それは精神的問題で、「あなたの作品に興味がない」なんて相手に言う事は描き手同士のつきあいでは激しく失礼です。
しかし、見ず知らずの人には自分の本を売ります。買ってくれた相手がもし描き手だったとしても、私は相手の作品を知りません。ここでは完全に一方通行で自分の作品を相手に見てもらうだけです。
たまに読者の方から「良かったら私の本も読んでください」と本をいただいたり、隣のスペースの人だったりしたらお返しに相手の本を買ったりする事もあります。そういう時には相手の本を読みますが、それは本のやりとりだったり、お隣サークルであったりという交流があって初めて成り立つものです。

会員制サークルというのはこの場合、どのレベルに相当するのでしょうか。

会員制サークルの仲間とは言っても、友達というほど親密なわけではない相手。それこそ入会したばかりなら全員見ず知らずの他人と言っても過言ではありません。その状況では即売会で見ず知らずの人に本を頒布するのと大差なく、「私はあなたたちの作品には興味ないよ。でも私の作品は見てね」というのもそれほど失礼ではないのかもしれません。

しかしそれならば普通に同人誌即売会に参加するなり個人でネットで発表するなりすればいいわけで、そこに「会員制サークルの意義」はあるのでしょうか。


会誌の自由購入というのはもともと、忙しくて参加しにくい社会人ばかりのサークルでの心理的負担を減らすために導入したシステムです。まよ通は発足当初からそのシステムでやってきたので、それを変更する気はありません。
しかし上記のような「最初から会誌を買う(読む)気はさらさらないよ」という方を見てしまうと、そもそも「会員制サークルの意義」って何なんだろうなあ、なんてちょっと考えてしまうのです。


追記・
「会員制サークル」と言っても「作品を書く執筆会員」と「読むだけの購読会員」がきっかり分かれているのならば、「描くだけで読まないよ」というのもアリだよなあと思うのですが、ぶっちゃけ毎月1000円も出してまよ通の会誌を読むんなら毎週ジャンプ買った方がページ数的にも内容でも全然お得なわけでwww 会員制サークルにおいて「純粋に作品だけを楽しみにしている購読会員の存在」なんてのはよっぽどレベルの高い作家集団のサークルでもない限りありえないと思うのですよ。


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